暖地性の蛾・・・「クロモンシタバ」 埼玉県滑川町で撮影! |
昨日、2010-12-4 埼玉県:滑川町にある「国営武蔵丘陵森林公園」で、埼玉県では=珍しい蛾=を見つけました・・・。森林公園中央口を入ってすぐ右側で、北米産の=ブナ科=「アカガシワ」を撮影していたら、アカガシワの枯葉の間から急に=鱗翅類=が飛び出しました・・・目で追って止まったところを確認すると、chochoensis が初見の蛾だったので、何枚か撮影して・・・「・・・初めて観察する蛾・・・種名は何だろう?・・・」・・・そこで、自宅に帰る途中で、いつも散歩に行く、埼玉県北本市「北本自然観察公園」に寄って、資料室で確認した。
幸いに、「北本自然観察公園」の責任者で、埼玉県生態系保護協会 総括主任研究員 「高野 徹」学芸員が居たので、一緒に図鑑で確認すると、・・・南方系の珍しい蛾であることがわかった。*埼玉昆虫談話会 発行の「埼玉県昆虫誌」で確認すると・・・埼玉県では、今までに僅か=2例=の記録しかない珍しい南方系の=ヤガ科・シタバ亜科=「クロモンシタバ」であることが判った。
埼玉県での過去の記録としては、伊奈町・日高町の2例である・・・勿論、滑川町では初記録であろうと思う。この「クロモンシタバ」・・・南方からの飛来観察例の少ない=鱗翅類の蛾=で、関東地方でも偶発的に散見されるに過ぎない、最北の記録としては福島県での飛来観察が記録されている。通常は、四国南部・九州・沖縄及び伊豆諸島御蔵島・小笠原諸島父島・母島などで記録され、国外では、ヨーロッパ南部・アフリカ・インド・南太平洋・オーストラリアに棲息しています、南方系の鱗翅類なのですね。
葉の先が枯れたような模様の面白い模様の蛾ですね!
素晴らしいなあ~
お体の具合良さそうで何よりです!
クロモンシタバ、南方系なんですね。
私も狭山丘陵で探してみます。出会えたらいいなぁ。
偶然、昆虫写真家新開孝さんの12/4のブログにも同種が紹介されているのを見つけました。http://www.shinkai.info/himuka_blog/
埼玉県で南方系の蛾が見つかるとは地球温暖化が着実に進んでいると言うことでしょうか?
地味な蛾ですから、人為的に持ち込まれたと言うことでもないでしょうし。真剣に地球温暖化対策をしないと駄目でしょうね~。中国も米国もまじめに考えて欲しいですね。
=ブナ科=シリーズも未だ未掲載が多くて大変です・・・アカがシワは最終になりそうです・・・。