イネ科・エノコログサ属・・・「ムラサキエノコロ」 |
植物図鑑を見ていると、=エノコログサ=の仲間にもたくさんの種類があることを知りました、他の=植物=には、たくさんの亜種・変種・品種・があって、バラエティに富んでいることがわかります・・・チョウや甲虫などであれば、ここまで分類することはほとんど無いのですが、チョウであれば、精々=亜種(subspecies)・・・ssp.と略=まででしょう・・・ところが、植物ときたら、=品種(forma)・・・f.と略=といって、植物の性質は遺伝するものの、たとえば、花の色彩とか葉の広さとか=極く軽微な変わりものに=forma.=という学名を付けるからややこしい・・・・。
=変種(variety)・・・var.と略=は、幾つかの違いが認められるので、品種と亜種の中間のような役目をします。この=変種=となると、学者によって別の種とするか一方を=変種=とするかは、その学者によって意見が分かれることになるので、私たちにとっては、余計に解り難い・・・。今日の掲載種・・・「ムラサキエノコロ」・・・別名:「ムラサキエノコログサ」も、一般的には、「エノコログサ」の1品種(forma)として、認められている種類です・・・。「ムラサキエノコロ」は、秋になると=円柱形の花穂=が目立ち、紫(ムラサキ)色をした剛毛が小穂(しょうすい)の基部から出ているので気が付きます・・・。先日、「北本自然観察公園」に出掛けたら、観察舎のすぐ脇で見つけたので、思わず・・・「・・・あっ!ムラサキエノコロ・・・」と叫んでしまったほどです・・・。詳しく見ると、花穂に緑色の小穂がぎっしり詰まっていますが、その脇から=ムラサキ色=の剛毛が生えて全体が紫色になっています。
これも、「イチモンジセセリ」などの食草になるのだろうか・・・調べてみたい気がします・・・。
2010-10-23 初めて観察した「ムラサキエノコロ」
埼玉県:「北本自然観察公園」