外来種・・・「アワダチソウグンバイ」 |
昨日、庭の=ヨモギ=で見つけた小さな3ミリほどの=グンバイムシの仲間=・・・三重大学農学博士 塚田 森生 准教授 のサイトで調べてみたが特定できなかったので、お忙しいとは思ったのですが、「塚田 森生」 博士にお聞きしました・・・。夕刻、先生からメールをいただき、この個体は、重要な部分がかなり欠損しているが、比較的新しく侵入種として認められた「アワダチソウグンバイ」であるとのご指導をいただきました。画像を良く見てみると、欠損しているのは、左前翅、胸部背面の風船状の=フード=の部分、フードの右側の耳状部分、とわかりました。そのため、chochoensis が「アワダチソウグンバイ」と認識することができなかったことがわかりました。
この「アワダチソウグンバイ」、北アメリカからの侵入種のようで、外来植物の=セイタカアワダチソウ=の侵入によってもたらされたもののようです、現在では、栽培農家の=ナス=とか=サツマイモ=を食害する害虫となり当初は、関西圏以西を中心に発生していたらしいのですが、最近では北上が進んでいるといい、農家の害虫になってしまったとは、いささか困ったことです。どうやら発生時期は、初春の4月頃から晩秋の10月頃まで観察できるようなので、来年、もう一度完全な個体を撮影して画像の入れ替えをしたいと思います。「塚田 森生」 先生には、お忙しい中、=同定=していただき誠にありがとうございました。